多能工職人育成学校「職人道場」第18期生卒業式が行われました!
【卒業レポート】
―「仕事を教える前に、人を信じてあげてほしい」第18期生、成長の記録―
職人道場 講師より(2022年1月 修了)
こんにちは。職人道場の講師です。
2022年1月、第18期生が1か月間の研修を修了し、それぞれの現場へと戻っていきました。
今回の研修生は、ほとんどが日本人の若手たち。
18歳〜20代前半の新卒・未経験者が中心で、
「高校を出てすぐ」「建設業を選んだけれど、何もわからない」という状態で道場に集まりました。
「言われたことはやる。でもそれ以上は動けない」
そんな若者たちが、多かったです。
第18期の初日は、いつもより空気が静かでした。
元気も素直さもある。でも、「怒られたくない」「失敗したくない」という空気が伝わってきました。
🔧 工具の名前を知らない
🧱 動きは慎重すぎて遅い
👀 周りは見ているが、自分から声は出せない
よくある新人像かもしれません。
でも、それを「最近の若者だから」で片付けたくなかった。
私たちは、彼らの中に**“伸びる芽”**があると信じていました。
教えたのは、技術だけではありません。
職人道場では、左官や型枠、基礎、外構などの基本工種を体験しながら、
現場で動ける“土台”をつくっていきます。
でも、それ以上に私たちが大切にしているのは、
**「自分の役割を理解し、自分の意思で動ける人になること」**です。
📘 挨拶と返事は、まず声の大きさから
🔄 同じ作業を何度も繰り返し、“感覚”として覚える
🤝 道具の受け渡し、片付け、掃除──「誰かのために動く」感覚を磨く
特別なことではありません。
でも、誰もが通ってきた“現場の基本”を、彼らはゼロから丁寧に積み上げていきました。
中盤から、空気が変わっていきました。
1週間、2週間と研修が進むにつれ、
彼らの表情が変わっていきました。
ある朝、ひとりの研修生が、作業前にこう言いました。
「昨日、自分の片付けが遅くて、班の人が残業になりました。
今日は早く動いて、全体を見てみたいです。」
この言葉に、講師全員が唸りました。
指示されなくても“自分の仕事の影響”を意識できたこと。
そして、それを自分の課題として受け止め、動こうとしたこと。
まさに、**現場で任される職人になる“はじまり”**を見た気がしました。
経営者の皆さまへ
「採用したけど、現場で育たない」──そんな経験はありませんか?
私たちも、全国の企業様からこんな声をいただきます:
☑ 新卒を採ったけど、何をどう教えればいいのかわからない
☑ ベテランが忙しくて、育成に時間が割けない
☑ 怒ると萎縮する、褒めると調子に乗る…接し方が難しい
でも第18期を通じて改めて思いました。
若者は、“信じてもらえる場”があれば、ちゃんと変わる。
職人道場は、教育の“外注”ではありません。
御社の人材を「現場で活かせる存在」に変える伴走者です。
研修はたった1か月。
けれどこの1か月が、“辞めない”“任せられる”人材を育てる分岐点になります。
資料を見るだけでも構いません。
「まずはどんな研修か知りたい」
「何を教えているのか具体的に知りたい」
そんな方は、ぜひ研修資料だけでもご覧ください。
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