【職人道場】研修4週目の様子を徹底レポート

こんにちは、職人さんの技術研修所 職人道場です。
建設業の企業様の新人教育や工事の内製化のお手伝いをしています。
今回は1月31日に研修4週目に入り、いよいよ大詰めとなってきた第32期の研修の様子をお届けします!
まず左官研修では架台の梁や天井を役物も用いながら塗る練習をしたり、木鏝を用いてパターンをつけたりする研修に進んでいました。
職人道場の左官研修では基本的に珪藻土を用いた塗りの研修から始まるのですが、
珪藻土での研修の後は自社で使用している材料を使用しての研修も行っています。
クロス研修では下地パテや道具の使い方の研修を終え、架台を用いてクロス貼りと裁断の研修へ進んでいます。
カッターでクロスをきれいに切ることに苦戦している様子でした。
職人道場ではそれぞれの試験に品質とタイムの両方の合格ラインを設定しているため、
どの受講生も一度は品質を保ちながら早く仕上げるという壁にぶつかります。
塗装研修とリフォーム大工研修では、架台を用いた研修を終え、次は宿泊棟の各所でのより実践的な研修へと移っていました。
塗装研修では2人で階段と壁の養生、ケレン、サビ止め塗料の塗布、プライマーの塗布、上塗り塗装を行いました。
はじめはケレンを行わずに元々塗ってあった塗料の上からサビ止めを塗布しましたが、塗料とサビ止めの相性が悪く旧塗膜剥離し、
サビ止めを剥がしてケレンからやり直すというハプニングもありました。
このような失敗も身をもって経験できるのが職人道場の良さのひとつでもあります。
リフォーム大工の研修では実際のリフォームの現場を想定してふかし壁や引き戸の枠を取り付ける研修を行いました。
それぞれに下地の組み方などを工夫しながら作業を行っています。
また4週目になると受講生同士もすっかりと打ち解けた様子で、休日に出かける予定を立てたり、
みんなでBBQなど食事会を行ったりしているという話を聞くことができました。
社会人になると貴重な共同生活をそれぞれに楽しんでいる様子でした。
研修4週目の職人道場では、どの受講生も残りの研修日数を意識し、なかなか試験に合格できずに焦りながらも真剣に研修に向き合っている姿が見られました。
この記事の作成者 職人道場運営責任者 本井 武

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