多能工職人育成学校「職人道場」第15期生卒業式が行われました!
【卒業レポート】
―「見守る」から「任せる」へ。第15期生の確かな成長 ―
職人道場 講師より
こんにちは。職人道場の講師です。
2021年11月、第15期生が1か月の集中研修を終え、現場へと巣立っていきました。
今回も、日本人と外国人が共に学び、共に成長し、現場で“任せられる存在”へと大きく変わっていく姿がありました。
「教える時間がない」──その悩み、私たちが預かります
建設業界では今、慢性的な人手不足が続いています。
とくに若手の定着率の低さ、外国人技能実習生との意思疎通の難しさに頭を悩ませている企業が多くあります。
第15期も例外ではありません。
🔸 これまで一度も工具を触ったことのない10代の新卒社員
🔸 母国では経験があっても、日本のやり方や文化に戸惑う外国人技能実習生
🔸 もともと人と話すのが苦手だった再就職組の若者
「やれるだろうか」「また失敗したらどうしよう」
そんな不安を抱えて入ってきた彼らが、この1か月でどう変わったか。
それを少しだけ、お伝えさせてください。
現場で“本当に必要な力”を、現場の空気の中で育てる
職人道場の研修は、技術を詰め込むだけではありません。
私たちが育てるのは、**「現場で自分で考えて動ける職人の卵」**です。
🛠 左官・基礎工事などの技術は、実際の現場を再現した環境で反復
🗣 外国人には、日本語での作業指示・報連相・安全確認を実戦形式で指導
📏 日本人にも「聞く力」「気づく力」「報告する勇気」を育むメニューを用意
🌍 異文化理解のワークも実施し、外国人と日本人が“支え合う現場”を体感
「人に頼るのが苦手」だった若者が、
「自分から聞いて、動ける」ようになる。
その変化が、毎日、道場のあちこちで起こっていました。
卒業の日、教えなくても動く姿があった
卒業日の数日前、こんな出来事がありました。
ある外国人研修生が、清掃の場面でホウキを手にして、何も言わずに黙々と動き始めた。
すると近くにいた日本人研修生も自然と手を動かし、声をかけたんです。
「あ、そっちやってくれてたんだ。ありがとう、こっちは任せて。」
誰に指示されたわけでもなく、誰も見ていない中で、
彼らはお互いに**「仲間」として助け合っていた。**
その瞬間、私は確信しました。
この子たちは、現場で通用する。
技能実習生も、日本人も、“人として育つ場”がここにある
職人道場は、建設業界の“人材育成機関”であると同時に、
若者が「誰かの役に立てる」という自信を持てる場所でもあります。
国籍や経験の差ではなく、
「目の前のことに真剣に向き合う姿勢」こそが、現場を変える力になる。
第15期生は、それを私たちに教えてくれました。
「もう、辞めさせたくない」
そう思ったことがあるなら、ぜひ一度、覗いてみてください
✅ 技能実習生が自信を持って動けるようになってほしい
✅ 若手社員が「報連相」できずに現場で孤立している
✅ 育成にかかる負担を減らしたい
✅ 外注から内製化へとシフトしたいが、人が育たない
私たち職人道場は、これらの悩みに**“現場視点”で寄り添う育成プログラム**を用意しています。
無理に問い合わせなくて大丈夫です
まずは資料だけでも見てみてください。
現場で本当に通用する「人を育てる」ために、
どんな環境・内容・考え方が必要か?
それがきっと伝わるはずです。
📩 資料請求・ご相談はこちらから
🌐詳しくは公式サイトをご覧ください → https://shokunin-doujou.com/
この記事の作成者 職人道場運営責任者 本井 武

「職人不足の時代に、技術を未来へ繋ぐために」
建設業界は今、深刻な人材不足に直面しています。このままでは、長年受け継がれてきた職人の技術や、業界を支えてきた技術会社が消えてしまうかもしれません。私たちは、職人不足の課題に正面から向き合い、企業の未来を守るために職人道場を広める活動を続けています。単なる研修ではなく、職人の魂を継承し、企業の経営を支えるための取り組みです。
日々の営業活動の中で、社長の皆様が抱える不安や悩みに寄り添い、最適な提案をお届けしたい。そして、ただ職人を育てるのではなく、会社の未来を創る力を共に育みたい。日本の建設業を支えてきた技術を、次の世代へ。共にこの業界の未来を守り、職人不足を乗り越えていきませんか?私たちは、建設業の未来のために、共に戦い続けます。