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多能工職人育成学校「職人道場」第16期生卒業式が行われました!

 

【卒業レポート】

―第16期生、「誰かに頼られる人」へ育っていった1か月―

職人道場 講師より

こんにちは。職人道場の講師です。
2023年5月、第16期生が無事に1か月の研修を修了し、現場へと旅立っていきました。

今回も、全国各地の建設企業様から
「新人を現場で動ける状態にしたい」
「外国人技能実習生に自信をつけさせたい」
「多能工人材を育て、内製化を推進したい」
という声とともに、若者たちが送り出されてきました。

教える人がいない。時間もない。でも、辞めてほしくない。

これが、いま多くの建築経営者が抱える“育成の現実”だと、私たちは感じています。

🔧 教える時間がない。だから新人は放置される。
🧱 技術は経験で学べというが、その「経験の場」が用意されていない。
🧑‍🔧 外国人実習生を受け入れたものの、言葉の壁で成長できず、3年で帰国。
💬 そして、経営者の頭には常に「人が辞める」不安が残る──

こうした声を、何度聞いてきたかわかりません。

ですが、第16期生を見ていて改めて実感しました。
「育つ場」と「信じて待つ時間」があれば、人は必ず変わります。

「見て覚えろ」では、もう育ちません

職人道場の研修は、ただの技術指導ではありません。
むしろ私たちが最も大事にしているのは、**“本人が現場でどう考えて動けるようになるか”**です。

第16期では、日本人と外国人が半々の構成でした。
国籍も言語も関係なく、「現場で信頼される職人」になるために、以下の教育を徹底しました。

◆ 技術面:

  • 左官・躯体・基礎など主要工種の反復訓練

  • 実際の現場を模した動線で“段取り力”を鍛える

  • 効率・品質・安全を同時に考える“現場感覚”を体で覚える

◆ 言語・文化:

  • 外国人技能実習生には「現場での日本語会話」「確認・報告の言い回し」「文化マナー」まで段階的に指導

  • 日本人には「伝える力」「相手を受け入れる姿勢」「外国人との共働スキル」を育成

◆ 人間力:

  • 「やらされてる」から「任されて動く」へマインドチェンジ

  • 礼儀・報連相・自主性を徹底トレーニング

  • 「自分の仕事を、自分で誇れる」感覚のインストール

この16期生は、特別な強さを持っていました

16期の研修生は、正直、最初は大人しく遠慮がちな子が多かったです。
でも、ある日、こんな出来事がありました。

壁を塗る実習中に、作業ミスが発生。
講師が指摘しようとした瞬間、
ひとりの外国人研修生が、日本語でこう言いました。

「自分が段取りを確認していませんでした。やり直させてください。」

それを見ていた日本人の研修生も、自然にこう口にしました。

「じゃあ自分、こっちの片付けやります。」

このやりとりは、私たち講師にとって、涙が出そうな瞬間でした。
責任を取り、支え合い、ミスを前向きに捉える。
それが自然とできる現場の空気が、そこにありました。

「戦力が育つ企業」は、何をしているか?

私たちはこれまで1000名以上の若手育成に携わってきました。
そして、定着率が高く、社内に“芯のある人材”が育っている企業には、共通点があります。

それは、
「育成を社内だけで抱え込まない」こと。

「信頼できる外部に任せる」ことで、
現場の教育負担は減り、若手の成長スピードは上がり、結果的に社内全体の空気が良くなる。

第16期でそれをまた実感しました。

「ちょっと気になった」その直感を、大切にしてほしい

私たちは、派手な営業はしません。
でも、今の育成に限界を感じている経営者のかたに、
「こういう育て方もある」と知ってもらえたら、それで十分です。

📘 実際の研修風景や受け入れ企業の声をまとめた資料もございます。
まずは**“見るだけ”**から、始めてみてください。

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この記事の作成者 職人道場運営責任者 本井 武

「職人不足の時代に、技術を未来へ繋ぐために」

建設業界は今、深刻な人材不足に直面しています。このままでは、長年受け継がれてきた職人の技術や、業界を支えてきた技術会社が消えてしまうかもしれません。私たちは、職人不足の課題に正面から向き合い、企業の未来を守るために職人道場を広める活動を続けています。単なる研修ではなく、職人の魂を継承し、企業の経営を支えるための取り組みです。

日々の営業活動の中で、社長の皆様が抱える不安や悩みに寄り添い、最適な提案をお届けしたい。そして、ただ職人を育てるのではなく、会社の未来を創る力を共に育みたい。日本の建設業を支えてきた技術を、次の世代へ。共にこの業界の未来を守り、職人不足を乗り越えていきませんか?私たちは、建設業の未来のために、共に戦い続けます。

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