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企業が求める研修内容を「柔軟に調整」。柔軟ってどこまで柔軟なの? 多能工、社員育成は職人道場へ。

栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています!

職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。

毎回、職人道場の導入企業さまや研修生にインタビューしていると、「こちらの要望に合わせてカリキュラムを柔軟に調整してくれた」、「自分に合ったやり方で研修を進めてくれる」といった声をよく聞きます。

人手不足が報道を賑わせる建設業では、これから自社の体制を変えていこう!新人をきちんと教育してこれまでとは違った方法で育てよう!と考える経営者や人事担当者も少なくないと思います。

そのような方々が一番気になるのは「自社の方針、やり方に沿っているか」ということではないでしょうか。
研修を修了すれば当然活躍の期待もかかります。
そのために大切なのは、職人道場講師とお客さまとの日々のやり取りです。「要望を聞く」「日々の出来事を報告する」こと。

では、講師陣の中でお客さまとの日々のやり取りを担当している長口に、送り出した企業さまとのコミュニケーションをどうしているのか、聞いてみたいと思います。

■送り出す企業とはどのように連絡を取っているのか

インタビュアー:長口さん、教えてください。
企業の担当者さんとはどのように報告などのやり取りをされているのですか?

長口:ほとんどのお客さまとの間でLINEでグループを組ませてもらっています。
LINE、Facebookのメッセンジャー、メールなど、お客さまのご指定のツールで連絡は取り合うようにしています。
例えばLINEなら、グループに毎日、もしくは2日に1回などお客さまが報告の欲しい頻度に合わせて連絡を入れます。

それから道場の中での映像は、常にWEBカメラで撮影しているので、スマホからでも映像をリアルタイムにご確認いただけます。
研修をご利用いただいている企業さまにはシステムに入れるアカウントを割り当てているので、そこには1週間分の映像が保存されるようになっています。

その際、例えばこちらから「朝はこんなことがありました」ということをお伝えしておけば、会社にいる担当者の方がそこまで映像を巻き戻して実際の様子まで確認することができるんです。

この辺りのシステムに関する話は職人道場のサービスをご利用いただく上で、うちの担当から詳しく説明もしています。

その日1日、研修生が何をクリアし、何につまづいて、どういう頻度でカリキュラムが進んでいっているのかを報告して、その他にも本人の性格を書ける時はお知らせしています。

イ:性格というと?

長口:皆が皆、最初からオープンじゃないんですよ。気持ち的に。
そこで皆の気持ちを開くためには、まずその人の性格とか全部知らなきゃいけない。
なので最初の1週間では、過度にこちらから接していくということはしません。
「今日からだねー!ウェルカムー!」みたいにはせずに、1週間は普通に生活してもらって、自由にしてもらいます。

1週間、本人の性格を見て、今後私たちがどうやって接していけばいいかを考えるんです。

今日、ここにいる(道場に)外国人の子達もほぼ全員変わってきたんですけど、最初は喋るのが恥ずかしいとか、日本語も喋らなかったですし。
日本人の子は日本人で、どこかプライドのようなものが大きかったりとか、性格だったりとか、前に出るようなタイプでない人もいるし。

それらを見極めて、一人ひとり把握することができたら
2週間目、早めに企業側の担当者さんに対応の仕方を相談をします。

イ:それは例えばどういった相談でしょうか。

長口さん:本人のやる気が感じられないとか。
だけど、とても大切なのは「もしかしたら何か原因があってそう見えているのかもしれない」ということ。
だから最初の1週間で見ていくんですよ。

そして次の週(2週間目)からは積極的に場に参加させる。
大体全部の練習ブースをぐるぐる回って、皆の顔色を見て、詰まってそうな子には笑いかけたり、喋ったりもそうですし、休憩時間もこっちの職員の事務所ではなくて研修生たちが休む方に行って何気ない話をしたりしながら接する回数を増やしていって。
どういう様子だということを職員全員に毎日周知して。

「この子は恐らくこういうタイプの性格なんじゃないかと思います」ということを。
だから1人で見ているというよりは、職員全員で。
その研修生にはどの講師が合うのかを考えて。
皆で声は掛け合うんだけど、たとえ自分が教える担当工種ではない研修生だったとしても、こまめにその子の所に行って「元気?どう?」って声を掛けたり。

イ:ただちゃんとやっているかだけを見て指導しているわけではないのですね!
ありがとうございました!

続編では、定期的に行われる職人道場でのイベントに、どんな意味が込められているのか聞きました。
また、送り出した企業が求める人材に育てるためのカリキュラムの調整についても話してくれています。ぜひご覧ください。

続編:「会社に戻ってからの仕事内容に合った指導方法。人事担当者必見。」

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