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実戦で教える研修は「現場で使えるか、使えないか」が明確に出る(左官工事会社インタビュー後編)

栃木県那須塩原市で建設業の即戦力職人、多能工職人を育成している職人道場です。 

人手不足が深刻化する業界を職人育成から変えるため、幅広い業種にて研修を提供。
それぞれ考え抜かれたカリキュラムで未経験の方、多能工を目指す方々に徹底指導しています!
 
前回に引き続き、東京都足立区にある
土間コンクリート仕上げ施工を始め左官工事一式を手掛ける「株式会社フロアエージェント」
又吉社長に職人道場から帰ってきた外国人社員さんの変化を伺っていこうと思います。
  

■母国での建築経験と、日本の左官工事


 
インタビュアー:前回、2週間の研修の内容について主に伺いました。その成果に驚いたということでしたが…

又吉さん:びっくりしましたね。
だって本当に右も左も分からない、コテも持てない人たちが変わっていく様子を日に日に見ていると、この成果は大きいなと思いますよ。
実は、研修に行った彼らは建築経験者なんです。だから左官をやったことがある。
という体で採用しました。
 
ただ、コテを持ったことはあるんだけど、ベトナムの左官というのは手で塗ったり、コテじゃないヘラで壁を塗ったり、そういうのがある世界だから、日本の左官とはかなり違うんです。
左官をやっていましたといっても、実際にコテを持たせると日本で言う初心者同然くらい変わっている。
 
ただ、セメントとかを触ったことはあるから、こうするんだろうなっていう感覚はあるわけ。
そこからのスタートで勘は持っているから、ものすごい2週間の成果だった。
トンさんという子がいて、母国でも左官は少しかじっていたのかもしれないけれど、2日目くらいからあの子は別格だと言われていて、確かに研修中送られてくる映像を見ても、本当に4〜5年やっているんじゃないかというコテ捌きだった。
 

 
イ:見違えるような成長だったわけですね。

又吉さん:研修前は体がついてこないというか不慣れというか、コテ返しを正しく学ぶことがなかった。
日本人でもないわけだから、現場で見よう見まねで見て盗めの世界で生きているわけ。

だけどああいうカリキュラムに沿って、コテ返しだけをひたすら練習できるっていうのはまあないよね。
どんな人でも3〜4時間同じことを繰り返していたら少しずつできるようになる。そういう話ですよ。

だから嫌でも、センスがなくても、体で覚えていく。僕が職人道場を気に入っているのはそこ。理屈だけじゃない。
実戦で教える研修は「現場で使えるか、使えないか」そこが明確に出るんですよ。

塗り作業とかその辺は言葉で言ってすぐできるかというとできない。現場でコテさばきだけ見ていてもできるようにはならないんです。
 
 
イ:職人道場では「約1ヶ月で利益が出せる人材になる!」というのが一つの大きなテーマでありますが、その辺はどうだったのでしょうか?

又吉さん:例えばうちの左官工事だったら、
研修から帰ってきた2人を浄水場の改修工事の現場に、職長1人と一緒に付いていってもらった。

日本に来て2週間ですぐに職人道場に行かせて、その2週間後には現場に出て。
さらに普通だったら職人があと2人は必要な現場に、その子たち2人しか都合上行けなかった。
それにも関わらず何の問題もなく収められた。
それがまず利益ですよね。
生産性は、慣れている職人に比べたら落ちる。
ただ、たったの2週間で、全く仕事がわからなかった人が即戦力になる。
これは会社としてものすごい利益です。
 
 
イ:浄水場の現場というのは、具体的にどんな現場だったのですか?

又吉さん:浄水場の改修で、今ある浄水場にさらにレールをつけたりする。
プラントの機械とかいろんな装置をつける画台を設置する。

モルタルとかで固めてレールをつけていくんだけど、その補修仕事があるわけ。
それを職長を先頭に、研修で習ってきたばかりの2人が追いかけて仕上げていく作業というのをやって。
最初は使う言葉なんかに多少戸惑っていたという話はあったけど、一回始めたら同じ作業がほとんどだから、パターンが違うところだけ聞きにきて、あとは自分たちでやっていたと。
 
 
イ:工期も予定通り進められたのですか?

又吉さん:予定通り。
 

■頭でわかっているから、言われたことの意味を理解できる

 

 
イ:人手不足の現場だったにも関わらず、それはすごいですね!
 
又吉さん:職人道場はそういう使い方ですよね。
よく、「現場で覚えろ」「そっちの方が早い」という人がいる。
僕は2週間、彼らを行かせてみてそうじゃないなと確信した。

やっぱり、「座学と実践」で、しっかり頭で理解したものを実践で起こしてみるというのがものすごい重要なものだったなと。
例えば8時に、朝礼で並んで今日は何をやります!、みたいな、右も左も分からないところで駆り出されて、「さあ!各自、元の位置に〜!」みたいにやったところでさ、ピンとこないわけですよ。

そこで、仕事がわからないと「これをやってろ」とか言われるんだけど、例えば材料練りとかでもこれをどういう配合で混ぜるとか、攪拌時間は何分とかがわからない。
だいたいみんな目視でしかやっていないから、いざ具体的に教えるのも難しい。

でも職人道場に行けば、それがカリキュラムになっているから、頭でまず知った上で「材料はこれくらい攪拌しなきゃダメなんだな」とか「これはこうやったら危険だ」とか、そこで初めてゆっくりその人その人にあったペースで教えてもらえる。
 
個人差があるんですよ、個人差があるからそこで差が出る。
じゃあ優秀な人たちに合わせるかというと、そうすると差が出ちゃう。
一人ひとりに合わせる形が大きく影響するって、職人道場でも言ってたね。
  
 
イ:研修を受けた方々の、メンタル的にはどう変化を感じられますか?
 
又吉さん:やっぱり自信はついているよね。


 
 
イ:それはどんなところで実感しますか?
 
又吉さん:なんていうのかな。
例えば海外から来ていたら、ベトナムからきて自分がどういう感じでやっていこうとか、イメージがつかない中で仕事に取り組むのと、
研修に行って、こういうことをやるんだよって教えてもらってから取り組むのではメンタル的にも心構えができる。安心したんだろうなというのは、表情を見てわかるし、「行ってよかったです!」と本人たちも言っていましたよ。

 
イ:研修を受けてこられたのはトンさんと…?
 
又吉さん:トンさんと、キーさんです。
キーさんもしっかり塗り仕事とかをこなしている。
キーさんは宮古島に行って先輩と一緒に仕事をしています。
  
こうやって補助でも行けるくらいになっているんです。
補修の塗り仕事ができるのはすごいことなんですよ。
  
 
又吉社長、ありがとうございました!

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