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【導入企業インタビュー】東京の左官工事会社、外国人社員の方が利用されました!

栃木県那須塩原市で建設業の即戦力職人を育成している職人道場です。
幅広い業種にて研修を提供し、それぞれ考え抜かれたカリキュラムで未経験の方、多能工を目指す方々に徹底指導しています!

今回は、東京都の左官工事会社、「横山工業」の代表 横山さんと、外国人スタッフのビンさんにお話を伺いました。

ビンさんは、約1年前に道場を卒業され、なんと今では仕上げまで!バリバリ現場でこなしています!!

研修の様子や、卒業してからのことまで根掘り葉掘り聞いてみようと思います。

■日本で初めて経験した左官の仕事

インタビュアー(以下、イ):横山さん、ビンさん、今日は色々と質問させていただきます。よろしくお願いします。
はじめにご年齢と研修を受けた時期を教えていただけますか。

ビンさん:今23歳です。研修は去年11月。

横山さん:彼は職人道場ができてすぐ、最初に利用させてもらった社員です。

イ:おおお。日本に来るまでは、左官の練習をしたことがあったんですか?

ビンさん:ベトナムではやってません。研修でやったのがはじめて。

横山さん:実は研修前に、少しですが現場にも出てもらっていたんですよ。
ビンさんどのくらい行ってたっけ?

ビンさん:10日間。

イ:その時、現場に行ってみて左官の仕事をどう思いましたか?

ビンさん:面白かった。パターンが好きです。

イ:左官の仕上げの模様を付けるパターンですね!それをできるようになりたいと。

ビンさん:はい。

イ:最初の現場での10日間はどんな仕事をしたんですか?

ビンさん:養生だけ。あと、パテちょっとだけ。パテも難しい、塗れない。

イ:あー、パテもやらせてもらえるけれど、慣れないとなかなか難しいわけなんですね。

■職人道場での研修について

イ:道場ではどんな研修をしましたか?

ビンさん:養生と、パテと壁の仕上げまで。ちょっと辛かった。

イ:率直なご意見。(笑)何が辛かったのでしょうか。

ビンさん:う〜ん…。毎日同じで、ちょっと面白くない。(笑)

一同:(笑)

イ:例えば養生にも色々な種類があると思いますが、どのくらいの期間で養生を練習するんですか?

ビンさん:養生は、1週間くらい!
床養生、建具養生、チリ養生。
チリ養生はちょっと難しい。細かい所。

横山さん:材料によっても違うんですけど、チリ養生というのは基本的に2mmの幅でテープを貼っていかなきゃいけないんですよ。
左官の材料の厚みがだいたい2mmくらいになるので、巾木や建具周りなどにその厚み分を残して、テープを貼っていく。
真っ直ぐ同じ間隔を残さなきゃいけないから、3mm〜4mmと広くなってしまったら貼り直しです。

イ:それが1週間でできるようになったのですか?

ビンさん:はい。できるようになりました。

イ:それはすごい。
他にはどんなことを教えてもらいましたか?

横山さん:日本語は?

ビンさん:教えてもらいました。
道具の名前、建具、テープの名前、コテの種類。
コテの使い方も。

イ:現場で使う言葉はしっかり教えてもらったんですね!

■職人道場での研修について

イ:横山さんに伺います。
研修から帰ってきた、ビンさんの現場での姿はどうでしたか?

横山さん:いや、すごかったですよ。
最初に10日間一緒に現場にでていて、大丈夫かなって。
日本語もそんなに通じなかったし、だからこちらとしては本人のやる気もわからないじゃないですか。
でも道場に行ってから、精神面がすごく変わって帰ってきたなというのが第一印象ですね。

正直、結構衝撃を受けました。

多分メガステップの小山社長が講師だったっていうのも大きかったとは思うんですけど。

ビンさん:社長がいるとき、みんな楽しい。面白い。

イ:場を明るくしてくれるんですね!
ビンさん、研修に行ってやる気が出ましたか?というより、研修に行く前って不安ではなかったですか?
日本に来てやっていけるかなとか。

ビンさん:はい。
日本に来て何もわからない。心配する。
研修で安心した。

イ:それはものすごく仕事に影響してきますよね。
横山さん、から見てビンさんは技術的にどのように変わっていましたか?

横山さん:パテも養生も見違えるくらい成長しました。
研修前は、心配だし必ず誰か1人を付けて一緒に作業してもらってましたけど、
研修後の作業の様子を見て「できるじゃん!」って。
1人でも任せられるようになりました。

■職人を現場で育てるのは難しい

イ:例えばパテ、養生というのは、1ヶ月くらいでできるようになるものなのですか?

横山さん:普通はできない。

結局、新しく入ってきた子を現場で育てようと思うと、できる人の手が止まってしまうじゃないですか。
教えるっていうことが増えるから。
でも現場では作業を進めることを優先しなきゃいけないから、結構ほったらかしにしてしまうことも多い。
とりあえずやれることだけお願いするしかできないんです。

それが職人道場を利用することで、作業のスピードも全然違うし、そして手直しがいらない。
実は養生って、そんなに教えることって無いんですよ。
でも道場の講師はどうやって教えたらいいのかということを熟知しているわけです。

イ:その…通常現場で育てようとするとほったらかしにしてしまう期間というのは、結構長いんですか?

横山さん:長い。
左官は特に覚えるまでにすごい項目があって、塗れと言って簡単にできるものではないし。

道場がなければ、極端に言うとまず塗らせてもらえないし、入って1年位はそれが当たり前。
入って2~3年くらい経って、やっと1人で塗れるようになる。
その間は雑務だったり、左官は仕上げで表面に残るから、仕上げはやらせてもらえない。

現場が暇になってやっと教えてあげられる。ちょっとやってごらんって。それくらいなんですよ。

イ:では、横山さんは職人道場を利用した新人研修をおすすめしたいですか?

横山さん:はい。本当に全然違うから。
養生〜下地ができるだけで1人の戦力として考えられるので、大きい存在です。

イ:ビンさん、研修に行ってよかったですか?

ビンさん:よかったです。仕事できるようになった。
仕事が楽しくなりました。
仕上げまで。テスト56科目合格しました。
ちょっと厳しかったけど。

イ:最後に、これからの目標を聞かせてください。

ビンさん:難しいパターンできるようになりたい。

横山さん:いつも現場でじーっと先輩がやっているのを見ていて、自分でパターンのシュミレーションをしてるんですよね。それだけ意欲が湧いているということだと思います。

横山さん、ビンさん、ありがとうございました!

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