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外国人の日本語が驚異的に成長!その研修内容とは?

栃木県那須塩原市で建設業の即戦力職人を最短期間で育成している職人道場です。

 

幅広い業種にて研修を提供し、それぞれ考え抜かれたカリキュラムで未経験の方、多能工を目指す方、日本に来たばかりの外国人社員さんなど、徹底指導しています!

 

本日お話ししたいのは「外国人社員の日本語教育」についてです。

 

人手不足から外国人社員を受け入れていらっしゃる企業も多いことと思います。外国人の方々の多くが母国で日本語を学ぶ機会があるそうですが、そのどれもがあまり実用的なものではなく、現場で職人との意思疎通がうまくできず苦労されている方が多いというのが現状です。

 

そんな中、職人道場では自社の研修に沿った技術を学べるだけでなく、外国人社員の方々に対しての日本語教育も徹底しております。研修で見違えるほど日本語を話すことができるようになった、という方も多いそうです。

 

では、その研修内容とはどんなものなのでしょうか?

 

現場で使用する実用的な日本語を学べる。

外国人技能実習生、多能工、クロス、建設業の職人育成は職人道場

まず、職人道場では常に指導方法をブラッシュアップしながらよりよい教育を意識しております。

最初に覚える日本語は基本的なものからです。

 

例えば、「浮いてる」「浮く」「浮いた」と言った言葉は意味が違いますが、外国人の方々はこの言葉の違いがわからないことが多いです。こういった細かい日本語の違いを理解してもらうことから始めます。

 

道具の名前に関しても同じように取り組みます。業種ごとに覚える道具の名前が違うのでその業種ごとで教材を作り、研修が始まる初日に配布しています。これを暗記してもらい、抜き打ちでテストをします。練習している合間にいきなり写真を見せて、「この道具の名前は何ですか?」と聞くのです。だから常に勉強していないと、いつテストされるかわからない。そういう緊張感を作るようにしています。

 

名前だけでなく、道具や材料の用途、それぞれの材料を何に使うのかということも理解してもらうようにしています。例えば高圧洗浄機は何のために使うのか、というようなことの理解です。作業の意味や理由を理解してもらえるようにもしています。母国語で理解してもらうケースもありますが、できる限り日本語で伝えています。

 

それから、現場で実際に先輩から指示されるような言葉の違いも理解してもらうようにしています。「持って来て」と「持って来い」、「持って来てください」ということも些細な違いですが、外国人社員の方々からすればどれも違う言葉だと考えてしまい、理解できないのだそうです。「取って」とも言うケースもあるので、こういったことも教えています。

 

このようにしてある程度のレベルまで日本語を学習して理解してもらうような環境づくりをしています。

 

自習も必須で、毎日「今日自分は何ができて、何ができなかったのか」を発表してもらっています。学んだことを言葉にして発信する機会を作っていくのです。

 

例えば、「塵養生して2mmの幅でやりました」や「マスキングテープを使いました」そういう簡単な言葉でいいのです。学んだことを発信して、自分の言葉で他人に伝える場を設ける。理解してもらえれば、どんどん学ぼうという気持ちになりますし、間違えていたら何が違うのか、しっかり周囲が教えてあげることでコミュニケーションにも繋がります。

 

ですから多くの方が研修中に自分でメモを取っています。職人道場の外国人講師のアン(ベトナム出身)も日本語を教えていますのでわからないことは聞くことができます。こうして自発的に学び、発信することで日本語理解を深める環境づくりをしています。

 

 

日本人との関わりをもたせることが大切

人手不足 職人育成 新人教育

また、最近では研修開始後すぐに外国人と日本人を混ぜたグループを作り、「他己紹介」を研修に入れることをすすめています。他己紹介をやるとその人を紹介するために人の話を聞くという時間を作るので、自然に研修以外の時間もコミュニケーションをとっていくようになります。そこで日常生活の言葉も覚える外国人社員の方々も多いです。

 

そうする内にどんどん国境の壁がなくなります。研修後も職人道場で出会った仲間と連絡を取っていたり。コミュニケーションをとることで日本人に対しても恐怖心や、恥ずかしさが無くなってきて自分から話しかけるようになるのです。

 

 

講師が外国人社員さんにとって、一番近い存在になる。

外国人技能実習生、多能工、クロス、建設業の職人育成は職人道場

他に意識しているのは、講師との距離感です。外国の方々が話しかけて来てくれた時には、できる限りその場で答えるようにしています。「ちょっと後で」ということをしてしまうと、萎縮して、自信を無くすケースがあるからです。そういった不安を生まない、ということも徹底しています。

 

また、日常的に講師と会話をする機会も作っています。「昨日は何を食べたの?」といった本当に些細な日常会話です。しかし、何気ない会話がとても大切だと考えています。そうやってこちらが心を開いていくことで、相手からも心を開いてもらえるようになります。

 

職人道場に来ている外国人社員さんの中でも、あまり前に出るタイプではない方も参加されています。最初は全く日本語が話せません。話そうとしません。

ですが、1週間も経つと日本人とも話すようになり、テストも自発的に講師に依頼するようになりました。(職人道場ではテストは受講生が講師に申し込んで受験するようにしています。)たった1週間で、受講生、講師関係なく誰にでも話しかけられるようになっています。

 

 

自発的に「学習」と「実践」する場を作る。

外国人技能実習生、多能工、クロス、建設業の職人育成は職人道場

職人道場では、自発的な学習と実践を意識しております。

日本語を理解する上で必要なのは言語の知識だけではありません。学んだ知識を使って実践すること、その為に前向きな気持ちを持つことだと考えています。

 

知識がなくても、前向きな気持ちがあれば言語は上手くなります。そのためにも、職人道場では外国人社員の方々が「コミュニケーションを取ろう!」と思える環境づくりを意識して作っています。

 

日本語にトライする環境をつくって、失敗しても周りが教えてあげる。こちらから壁を作らないことで、外国人社員の方々が現場で日本語の面で苦労しないようサポートしています。

 

 

職人道場では全国にて出張説明会を開催しています。
協力会社さまなどを集めていただき、本日お話ししたような危機感を持ってもらう、パートナーシップを築くための第一歩を理解してもらう意図をもってお声がけいただくケースが多いです。

また、職人不足に悩まれるゼネコン企業、工務店、リフォーム会社などからのご相談も多く頂いています。
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