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建設会社の仕組みから変える

建設会社の仕組みから変える。職人道場が本当に提供したいもの。

栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています!

職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。

職人道場代表の小山にインタビューを行った連載記事です。

これまでのお話では、職人道場を運営する「株式会社メガステップ」の自社研修が生まれた背景と、新人教育が担う組織の役割について聞いてきました。 ここから職人道場というカタチになるまでのストーリーを追いかけていこうと思います。

建設業

■「教育者」という言葉への違和感

インタビュアー(以下:イ):今まで2回に渡って、職人道場の前身である自社研修所の話と、 新人教育がなぜ必要なのかを伺ってきました。 そこから職人道場で業界の教育者になるまでには何があったのでしょうか。

小山:実は…、私は教育者になろうと思ってやっているわけではありません。業界の事情を考 えた時、「今」職人道場が必要だと思ってやっているだけなんです。だから教育者と言われると ちょっと違うんですよね。

教育者という言葉は自分にスッと入ってこないんです。 結局、このままでは建設業界がまずいと思うからやっていることなんです。

なぜかというと…、一人親方ってわかりますか?

イ:わかります。

小山:一人親方って、自分で確定申告をやるから税金もそんなに払わず手取りが高いんです。 例えばゼネコンが工事の見積もりを算出する時、人件費を企業に勤めるサラリーマンだったら 50万円くらい払うとすれば、一人親方の職人では30万円ちょっとで済むんです。

社会保険とか税金とかも入れずに払っていれば。それが原因でどんどん一人親方の単価が安くなってきた。

それにも関わらず、突然国が建設会社も中小企業であっても、「社会保険とかをちゃんとしなさい!」って言ったところで難しい。我こそはと正そうとして社会保険に入っていった会社から、経営がおかしくなって潰れていきました。メガステップも数年前にそれをやって、リーマンショックあたりに全員を社会保険などに入れたのですが、結局職人は手取りの良い会社に行って しまう。追い打ちをかけるように会社は経営がさらに苦しくなる。真当にやろうとした会社にこそダブルパンチのようでした。

その時に、そもそも根底から変わらないと無理だと痛感しました。何十年とかけて下がってきた単価を「今」変えろと言われても無理ですよね。先に社会保険に入れば入るほど人が流れて 行く理由になる。職人さんも手取りが大事ですから。 私が建設職人甲子園を立ち上げたのはそういった状況の中でした。
(※建設職人甲子園について はこちら)

建設業

■助成金を活用することが最重要ポイント。会社の仕組みから変えていく。

小山:これは自分の師匠の話にも繋がるのですが、社会保険がないと、一人親方の職人さんは病気になっても病院にも行けないんです。かと言って単価もあげられない。となった時に、この教育のシステムと「助成金」という国の制度が重なりました。

自分たちの努力で利益を出す会社を作れる。国がお金を出してくれて人を育てて、人を育てるから利益が生まれて、さらに助成金が入ってきてまた人を育てて、というプラスのサイクルによって利益が出る。自分たちで、より利益を出す会社が作れる。そうすれば社会保険も入っていける。

建設職人甲子園は「あり方」を学んでいく場で、今度は「やり方」にこだわっていった。職人の会社が、より利益を出していける仕組みを、国に支援してもらって最大限のパフォーマンスを実現する。助成金があることによって、一人親方で下がっていた差額を国が補填してくれる。

自力じゃない。 単価を上げてもらえないところを、「仕組み」を使うことで成り立たせることができるようになります。最低でも社会保険や退職金を与えられるような会社を作っていくために、利益を出す仕組みを作る必要があったんです。表面の新人育成だけでなく、会社の中の仕組みからプラスのサイクルに変えていくことで、個々の会社が潤っていく仕組みです。

それが職人道場です。

助成金で人を育てれば利益が出る会社になり、そしたら翌年に国は税金として回収します。だから問題ないんです。 ここには非常にこだわって、なんとかする方法はないかとずいぶんと模索しました。

イ:なるほど!一人親方で不安な人って沢山いると思います。助成金を使うことで、企業が目指していたところに近づけるのはすごい魅力的ですよね。この助成金はというのは個人事業主でも利用できるのですか?会社だけですか?

小山:会社だけですね。もしくは個人事業主でも、人を何人か雇用している場合にはできます。その辺は説明会でも詳しくご説明しています。

イ:沢山の建設業に関わる人達に聞いてほしいですね!情熱的なお話、ありがとうございまし た。

いかがでしたでしょうか。職人道場は、建築業界全体を盛り上げるために作られたということでした。これからも弊社では皆様の会社が利益を出していくことができるように、どんどん新人教育に力を入れて参りたいと考えています。

弊社は東京八重洲の会場にて説明会も開催しており、人材採用、人材定着、利益率の向上に、どのように職人道場が影響するのか充実な内容でお送りしています。

無料で参加できますのでお気軽にお越しください! 詳細はこちらから!

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