即戦力職人の育成、やる気の維持は研修後のフォローが肝心
栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています!
職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。
今回は塗装工事、下地補修工事、リフォーム工事などを手がけている「八木塗装株式会社」の新入社員、現在21歳の倉持さんにインタビューを行いました。
八木塗装さんは職人道場での自社研修を導入後、採用が非常に上手くいっている例でもあります。
倉持さんが建設業の門を叩くまでに何があったのか、八木塗装を選んだ理由、また研修後の現場ではどのように働き先輩達はどのように接してくれているのか、深堀りしてみたいと思います。
幼ない頃の興味を捨てきれず、大学を辞めて塗装会社への就職を決意
(以下、倉持さん)私の祖父は建設の仕事をしていて、昔から大工さんが頻繁に家に来るような環境で育ちました。
祖父は看板を作ったりしていたのですが、そんな中子供心に家を作ったり、色を塗ったりする「ものづくり」の仕事に自然に興味を持つようになっていました。小さいながらに見ていて楽しかったんです。
大工になる選択肢も考えましたが、私自身としては、建物や風景を絵に描くことが好きで、家を建てるというよりも色を塗ったりすることに興味がありました。絵は趣味程度だったんですが、漫画なんかも描いていましたね。
そういった背景こそあるものの、実は高校卒業後スグに就職を決めたわけではありませんでした。
大学に進学をして、しばらくは経済学部に身を置き、マクロ経済学や複雑な計算を勉強する学生生活を送っていました。
しかし、どんどん授業内容が頭に入ってこなくなり、次第についていけなくなっていってしまったのです。
そこで私は大学を辞める決意をし、本当にやりたいと思える仕事を探し始め、インターネットで目に止まった会社が「八木塗装株式会社」でした。
入社前、実家の両親に挨拶に来てくれた社長の熱意
両親は(大学の授業を)もう少し頑張ってみたら?とも言ってくれましたが、最終的には「自分のやりたいことができたならいいんじゃないか」と背中を押してくれました。
それから私が入社する前には、社長が実家を訪問してくれて、どういう想いを持って塗装の仕事をしているのかを話に来てくれたんです。
就職には引越しも伴ったのですが、社長が挨拶にきてくれたおかげで、両親も少しは就職に安心を持ってくれたのかなというのは感じました。
社長は私のような若い世代が塗装業界に入ることの素晴らしさを語ってくれて、私の決意も褒めてくれました。社長は話していると仕事の熱意が伝わってくる、そういうエネルギーがある人なんです。
未経験という不安があった。「即戦力育成」に惹かれて入社を決意
私が八木塗装を選んだ理由は、ネットで求人を見た時に「職人道場で社内研修が受けられる」と書いてあったからです。
私は塗装業に興味はありましたが経験はないですし、全くの未経験で職人さんの中に入ることに不安がありました。
そんな中で未経験からでもしっかり研修が用意されていて、少しでも早く経験が得られそうな会社だったので、技術のない私を受け入れてくれる安心感がありました。
実際に研修に行って良かったと感じることは、私が想像していたよりもずっと塗装の作業が難しいとわかったことです。塗装はただ塗ればいいというわけではなく、力加減ひとつでムラになってしまったり、細かな作業1つ1つに意味があることを実感しました。
研修を終えて、いま現場で苦戦しているのは下塗りです。現場では時間制限がもうけられているから実戦でいきなり丁寧に塗るのは難しくて、道場と現場での違いを感じています。
それでも先輩たちから怒られることはなくて、むしろ道場での経験が活きた養生などのスキルアップを褒めてくれています。基本の技術を研修で学んできたので、色んな作業を任せてもらっていますが、やってみた後に必ず先輩に見てもらって、アドバイスをいただいています。
もしこの建設業で、新人研修がなく毎日雑務で毎日怒られていたら、仕事が嫌になっていたかもしれないですね。だんだん興味がなくなっていたかもしれません。
職人育成は技術のみならず
私が仕事する上で大事だと思うことは、「思いやり」です。先輩たちとのコミュニケーションもそうですが、お客様に対して持っていなければ、それってお客さんは感じ取ると思います。「この人に喜んで欲しい」という想いがないと、お互い気持ちのいい仕事にはならないと思います。
職人育成、即戦力育成カリキュラムを経て思ったこと。やはり本番の現場仕事はやってみないとわからない!
そういった職場環境を提供してもらっているからか、今仕事がすごく楽しいです。興味があった分野や仕事に対して毎日技術を磨いていったり、自分の仕事が自分なりにうまくいった時など達成感を感じます。
だからこそ今はもっと技術を磨き、会社で一人前と言えるような存在になれるよう日々努力を積み重ねています。
私もまだまだ新人ですが、だからこそ、未経験で建設業を志している方には「未経験だからといって、遠慮をしないで興味を持っているなら挑戦した方が良い」ということを、伝えたいです。
いかがでしたでしょうか。倉持さんは大学生活よりも、やりたかった今の仕事に「やりがい」を見出し、充実した毎日を送っております。
倉持さんがお話ししてくれたように、現場で活躍できる職人になれるかどうかは、研修後の先輩たちのフォローにもかかっています。私たち職人道場では即戦力の人材の基礎部分、そして職場での人間関係を築いていけるような人間としてのサポートも行いながら、現場で「身につけたスキルを発揮できるようになるまでの帰ってからのプロセスも大切にしています。
これから新人を育てていく職人会社の皆様、ぜひ一度職人道場に見学にお越しください。
LINEからもご質問いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。