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クロス屋さん職人不足解消!クロス工事内製化までのプロセスとは?

 

クロス屋 職人不足

「新人が利益をもたらす即戦力へと25日で育つ!」、職人の育成を行っている職人道場です。

今回は、水道設備会社で働きながら道場の研修を利用し、クロス工事を徐々に自社内製化している方のお話です。

 

水回りや設備工事で営業していると、お客様から「ついでに周辺のクロスも綺麗にしたい」と、クロス工事が入ってくることも多々あると思います。その時、自社にクロス職人がいなければ当然工事を外注することになるでしょう。

しかし、もしこれを自社内で施工できればもっと利益を出せるのに…と考えたことはありませんか?

また近年のクロス屋さんの職人不足により、外注したくても空いているクロス屋さんが見つからない…など。

 

今回ご紹介する株式会社フリーダムでは同様の悩みから、入社たった1年半の20代の社員が自ら研修を希望し、クロス工事の内製化を徐々に推進しています。

 

工事部門の内製化において最も重要なのは、研修後の取り組み方です。

ベーシックのスキルを身に着けた後、どうやって仕事を進めているのか。株式会社フリーダムの深井さんに直接お話を伺いました。

 

道場で学ぶのは「基本」。でも基本を知っていれば現場の「応用」にも付いていける。

クロス屋職人不足の解消

弊社は水回りの修理・設置・点検が中心の会社です。

トイレなどの修理やリフォーム工事時に、「床や壁も綺麗にしたい」というお客様の声をよくいただいていました。

 

これまで外注の職人さんにそういった私たちの専門外の工事はお願いしていたのですが、道場での研修をきっかけに内製化に踏み切り、今では本職の職人さんと一緒に私も工事に入れるようになりました。

 

本来クロス職人になるにはおおよそ3年はかかると言われていて、道場の短期集中の研修で全てを学ぼうというのは難しいです。ただその中でも基本を学ぶということはとても大事だと体感しています。

 

例えば現場でいきなり学ぶ場合、いきなり難しい現場に当たることがあるかもしれません。

そういったケースで応用的な技術ばかり学んでも、基本が分かっていないから一般的な作業に対応できない、ということにもなりかねません。

だからこそ、まずは教科書的にどういった場合にどういった工具を使えば良いか、そもそもの工具の名前などの基本的な知識や技術を学ぶことが重要だと、今現場に出ながら体感しています。

 

工事部門、内製化までのプロセスとは?

クロス屋職人不足の解消

自社の専門外の職種にチャレンジするには、内製化までの注意点が沢山あります。基本の技術や知識を学んだ後、どうやって仕事を取ってきて自分で工事を対応出来るようにしていくのか。

 

私が取り組んだのは、まずクロス工事を頼まれた時に見積もりを自分で出して、それまで懇意にしていた本職のクロス屋さんと一緒に現場に入らせてもらい、私ができる範囲の作業を一緒にやらせてもらいました。

 

それこそ「一面だけでもクロス貼りをやらせてください」と頼み込んで、道場で習った技術を実践する場を自分で用意しました。人の現場には入らせてもらえなくても、自分で仕事を取ってくればいい。そう思ったんです。

 

重要なのは見積もりができること

仕事を取ってくるには「見積りが出来る」ということがポイントかもしれません。

難しそうに聞こえる見積もりですが、平米で相場が決まっているクロス工事に関しては見積もりを出すことはそれほど難しくありませんでした。

 

これが大工工事だったら違ったと思います。

大工工事は大工さんの技術に対する費用の割合が大きくて、どうしても経験がなければ正しい見積もりを出すことができません。

 

この点クロスは平米の単価を決めておけば、部屋の広さに応じて金額が決まります。工数がかかりそうな箇所があった場合も見積り金額の調整がしやすく、ある程度現場を理解できればすぐ出来るようになると思います。

 

こうして本職の方から現場で学べる場をつくることで、イレギュラーなケースへの対応力やスキル、現場での判断力など、応用を身につけられます。

 

まとめ

クロス屋 職人不足

道場で基礎を学び、それをどう応用するかについて具体的なお話が伺えました。工事部門の内製化を検討中の企業様には参考になる内容だったのではないかと思います。

人手不足が深刻な職人の世界ですが、それに対する一つの答えは多能工化です。

 

職人道場では、25日間で即戦力となった職人を多数輩出してきました。

工事部を社内に持ちたい、自社の職人に更なるスキルを身につけたい…新人をより効率的に教育したい…そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ職人道場にご相談ください!

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