会社に戻ってからの仕事内容に合った指導方法。人事担当者必見。多能工、社員育成は職人道場へ。
栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています!
職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。
前回の記事の続き。(前回:「企業が求める研修内容を「柔軟に調整」。柔軟ってどこまで柔軟なの?」)
研修生を送り出す企業側が「求める人材」に育てるために、職人道場にはどのような要望がきて、それにどう対応しているのか。
お客さまとの日々の報告・連絡・相談のやり取り、コミュニケーションを担当している長口に聞きます。
■くだらないことも全部、講師の方からさらけ出す。だから素直に前を向ける。
インタビュアー:前回は、職人道場に来たばかりの研修生と、どう打ち解けていくかをお話されていましたが、
ここではよくバーベキューをしたり食事会を開いたりしていますよね。そこにはどんな理由があるのでしょうか。
長口:皆でバーベキューやるのも、研修あと半分ですよっていう中間の締めも、卒業のときに催しをするのも、やる意味があるんです。
大体2週間目にバーベキューを入れるようにしていて、なぜなら最初の1週間で一人ひとりの性格を見て、2週間目でオフのところに全員を巻き込むためです。
他愛のない話もくだらない話もぜーんぶさらけ出す。
うちの社長(代表:小山)をはじめとして職員から砕けていく。
背の高くて強面に見えるような石川さん(職員)も一緒になって笑って騒いだりして、そのオフを全力で見せると年齢問わず同じ目線に立つことができるんです。
余計なプライドや堅苦しさを壊してしまう。
そうすると、こんなに砕けていいんだ!ってなるんですよ。
すると今度は構え方が変わってきて、冗談も言えたりとか、頑張って覚えて伝えようとしてきたりだとか。
最初の1週間は休憩室にも行かずに、同じ会社の人とだけで固まっていたような子たちも、壁が取れていきます。
技術面でも同じことが言えます。
ここに来る前に多少現場に出てた経験があったりすると、「他の人とは違うんだぞ」と少しプライドがあったりするんですね。でも実際にカリキュラムをやってみたら上手くできなかったりする。
だから、それを自分で受け入れさせながら講師の技術を見せてあげる。
そうすると「できるようになりたい!」という素直な気持ちが強くなります。
■卒業して会社に戻った後の役割によって、指導の内容が変わる
イ:なるほど〜!わかるな〜、その変なプライドって。
溶け込みやすくしてくれてるんですね!
それから、インタビューしていると、カリキュラムの内容を企業の要望に合わせてくれるとよく聞くのですが、例えばどんな要望をもらうのですか?
長口:3週間のプログラムで来る人もいれば、2週間の人、1ヶ月という人がいます。
その決められた期間、精一杯頑張っても、最終課題の合格まで辿り着けない人もいます。
人それぞれペースがあるので仕方のないことではあるのですが、
こちらではそれを見極めて、例えば1ヶ月のプログラムであれば、2週間経つ頃から企業の担当者さんに相談します。
「卒業後、この子はどういうポジションで働きますか?」と。
すぐに壁を塗って仕上げができる人を求めているのか、
それとも仕事の内容を全て把握していて、スピードはなくても綺麗に仕上げられるようになれればいいのか、
もしくは手元として抜群の人に育てれば良いのか。
方向性、戻ってから必要な技術を改めて確認して調整していくんです。
だけど、全部を覚えて帰ったら、戻ってからでも自分でできるんですよ。
もっと成長したいと思えば。
ここではタイムという指標を一つ置いていますが、そうではなく綺麗にできるようにすることを徹底して教えて、一つ一つ時間がかかってもできるようになっていれば次に進める。
「下地をやらせてほしい」とか「仕事内容を全部把握させてほしい」「下地はできなくてもいいから仕上げをできるようにしてほしい」など、その会社ごと、戻った後のポジションによって教える内容も全部変わってきます。その人が今後、組織の中でリーダーになっていくというのであれば、厳しめなカリキュラムを用意したりもしますしね。
イ:だから安心して預けてほしいということですね!
長口:そういうことです!(^^)
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