クロス屋さん、職人不足の本当の理由とは
栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています！
職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。
前回の記事でお知らせした「トイレの施工」に特化したパッケージのカリキュラムですが、受講した研修生はどのくらいの工期で施工出来るようになるのでしょうか。
そして自社でトイレ施工ができるようになると会社にどれほどのメリットが生まれるのでしょうか。
講師の長口に聞きました。
■1人でトイレのリフォームを納められるようになる
インタビュアー（以下、イ）：前回トイレの空間施工に関するパッケージについての記事が出ましたが、これを受講すると、どのくらいの工期で納めることが出来るようになるのでしょうか。
長口：現場への乗り込みから考えて、2〜3日で納められるようになります。リフォームの現場であれば、2日で納めるのが一番良い上がりになります。
これをクロス屋さん、設備屋さん、床屋さんと外注で頼むと…
クロス屋さん2日
設備屋さん1日
床屋さん1日
3社頼むと4〜5日は掛かってしまいます。
なので、3社に単価を下げて依頼を出したとしても、それよりも自社で施工したほうが格安で済むのです。
そしてこの話の冒頭に戻ってしまうようですが、一番の問題は、小規模のリフォーム会社さんや工務店さんほど値段を下げて工事を受注しているので、外注で依頼をしようと思ったときにトイレの施工という比較的小さい工事をクロス屋さんがなかなか受けてくれないということです。
■クロス屋さんも利益が出せる現場に入りたい！クロス屋さんの職人不足の実態
イ：確かに誰だって大きい上がりが出せる現場に入りたいですよね。
長口：クロス屋さんという職種は建設業の中でも難しく、手の速い人でないと良い利益を生み出しにくい職種なんです。
しかし、だからこそ助け合いが強く、横のつながりがあるのがクロス屋さんで、2〜3人くらい職人さんがいれば助け合って現場を回していけるんですね。
なのでクロス屋さんが職人不足に悩んでいるというよりも、クロス屋さんが手配できない、なかなか仕事を受けてもらえないというリフォーム会社さんが一番困っているのが現状です。
なのでこのパッケージもお客さまの声から生まれて、トイレの施工だけでも全部自社でできたら、職人さんの手配を待たずに休まず現場に入れるからという理由で。
イ：そういうことだったのですね！
長口：小規模のリフォームを受注している会社さんや、工務店さんにこそご利用いただきたいカリキュラムなんです。
今、ちょうどこのトイレ施工のカリキュラム用のクロスの画台も製作中です。研修は、トイレの形も変えながら指導していきます。
裏階段が出ているトイレや、後ろが平らの物など2パターン程出来るようになれば大体どこのトイレも直せるようになります。
イ：ぜひ職人の不足や手配に日々困っている会社さんにご利用頂きたいですね！
詳しい説明ありがとうございました！
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この記事の作成者 職人道場運営責任者 本井 武
「職人不足の時代に、技術を未来へ繋ぐために」
建設業界は今、深刻な人材不足に直面しています。このままでは、長年受け継がれてきた職人の技術や、業界を支えてきた技術会社が消えてしまうかもしれません。私たちは、職人不足の課題に正面から向き合い、企業の未来を守るために職人道場を広める活動を続けています。単なる研修ではなく、職人の魂を継承し、企業の経営を支えるための取り組みです。
日々の営業活動の中で、社長の皆様が抱える不安や悩みに寄り添い、最適な提案をお届けしたい。そして、ただ職人を育てるのではなく、会社の未来を創る力を共に育みたい。日本の建設業を支えてきた技術を、次の世代へ。共にこの業界の未来を守り、職人不足を乗り越えていきませんか？私たちは、建設業の未来のために、共に戦い続けます。
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