水道設備会社からクロスの研修に!新規事業にまで繋がる道場での新人研修
栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています!
職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。
今回道場の門を叩いてくれたのは、
東京都三鷹市で水回りの修理・設置・点検を中心に、住宅のリフォームや原状回復、メンテナンスを手がける「株式会社フリーダム」様です。
入社1年半を迎える29歳の社員さんが職人道場にて「クロス・床」の研修を受講されました。
今回着目したい点は、職人道場で研修したカリキュラムが”水道工事”ではなく”クロス”であるということです。
一体なぜ水道設備工事の会社から、クロスの内装施工技術を身につけるチャレンジをされたのでしょうか。
研修後、社員の方が会社にどのような影響をもたらしたのかも気になります。
株式会社フリーダムの眞野社長にお話を伺ってきました。
■社員さん自らが言い出した「説明会に行きたい」
インタビュアー(以下:イ):はじめに今回社員さんがクロスと床の研修を受講されたきっかけを教えていただけますか。
眞野さん:弊社は水回りの修理や工事が得意です。
トイレや洗面化粧台のリフォーム・現状回復などのご依頼をよくいただくのですが、するとお客さまから頻繁に「どうせなら一緒に壁紙や床も綺麗にしたい」というご要望をよく頂戴していました。
お客さま全員とは言いませんがかなりの頻度です。
今までそのようなケースではお付き合いのあるクロス屋さんに時間を見つけてお願いしていたのですが、時間の都合上折り合いがつかないことも多々ありました。かなり頼み込まないと職人さんの手配ができない状況も多々あり、「自社でできたらな…」という話になったのです。
職人道場の本井さんと以前からお付き合いがありましたので、社員が「面白そうだから説明会を聞きに行きたい」と言い出しました。
イ:ご本人から言い出したというのはやる気の表れですね!
眞野さん:入社して1年半になりますが、今一生懸命頑張ってくれています。
何か技術を身につけたいという思いがあったのではないかと感じました。
それで彼が輝いてくれるなら素晴らしいチャレンジだなと。しかし正直我々2人でやっているところで、そのうちの1人が1ヶ月いなくなってしまうというのは結構大きな出来事で。
ただ1月にちょうどスケジュールが確保できそうなタイミングがあったので、そこで研修に行ってもらいました。
■今や内装の仕事を自分で取ってくるまでに成長
イ:お話から察するに、職人道場での研修後モチベーションが上がっていそうですね!
眞野さん:モチベーションはかなり上がってますね。
僕の知らない部分が1つできたので、やる気はかなり見えます。
前向きに、クロス屋さんと組んで仕事を取ってきたり、クロス屋さんから仕事をいただきながらという現場も増えたりですとか。
営業もやってくれているので。
クロスの職人さんとのつながりの中で、一人でできないところをサポートしてもらいながらやった現場があったりして。
そういうところでまた色々教えてもらったり、職人道場で学んできた基本から、今は現場現場のやり方をそうして学んでいっているのだと思います。そういうコミュニケーションの中でまた職人さんたちと仲良くなって、仕事に繋がったりがありますのでやる気がかなり出ていますね!
イ:素晴らしいお話ですね!
気になったのですが、道場研修生の社員さんは、道場に行くまではどのようなお仕事を担当されていたのでしょうか。
眞野さん:水回りの修理の仕方とか、理論を教え込んでいました。
初めの1年はほぼ私と一緒に行動を共にしていました。
教えて、少しずつ現場でやってみてもらって実際に触ってもらって、あらゆるケースを現場ごとに教えて。
ある程度は水回りに関してはほとんどのものを触れるように成長していました。
イ:そのタイミングでの職人道場志願だったわけですね!
■25年建設業に従事する社長からみた、職人道場のサービス
イ:眞野さんは、どのくらいの年月このお仕事をされているのですか?
眞野さん:メーカーに20年いましたので、水回りの仕事は25年くらいやっています。
イ:その中で、建設業の職人さんの仕事をそれだけご存知の中で、「1ヶ月で職人さんを育てる」という研修はどう思われましたか?
眞野さん:「すごい!」と同時に「面白い」とも思いました。
普通は現場で親方について仕事を盗む、見て覚えるってことで、こうだああだと教えてくれるという「研修」というのは聞いたことがなかったので。
特にクロスという職種は見て覚えるのにも1〜2年かかるというのは聞いていましたので、「1ヶ月かぁ。すごいな。」とは感じました。
イ:あの….、「見て覚えろ」というのは、具体的にどういうことを言うのでしょうか
眞野さん:そうですね〜。
現場に行って、色んなケースがあって、それらを対処するためにとりあえず困るんですよね。
それで考える。この方法はどうだろうか、あれはどうだろうかと。わからないと先輩に電話して、「あ!そういうやり方もあるのか」とそこで初めて習得出来るわけなんですね。
私は半年くらいの間毎日違う先輩に着いていって基本を学んでいました。
イ:半年というのはやはりメーカーでの教育体制というのがあると思いますので短いほうですよね。
職人道場に、社員さんが技術を習得していく様子などは伺うことができましたか?
眞野さん:報告と同時にビデオカメラ映像が残っているので週に2〜3回は確認することができたので、しっかりやっている姿を見ることもでき安心感に繋がりましたし、実際に会いにも行ってその成長をちゃんと確認することができました。
あの映像は面白いなと思いましたね!
■お客様の些細なお困りごとの解消から、より深い人間関係を築きたい
イ:それでは最後にこれから会社をどう成長させてこいうとお考えなのか、今後の展望を教えていただけますでしょうか。
眞野さん:例えば「壁1面だけの張り替え」など、些細な工事から手掛けていきたいと思っています。
小さなお客さまのお困りごとにもっともっと寄り添っていきたいんですね。そこでの人間関係を大切にして、一人一人のお客様とより深い関係をつくっていきたいと考えています。
また、これから会社を大きくしていくにあたっては未経験の社員も、どんどん迎え入れたいという気持ちでいます。
イ:そのために、今回のクロスと床の技術を持って帰ってきてくれたというのは非常に大きな会社への貢献ですね!
眞野さん、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?
「新しい分野」の技術を習得することで、会社の事業の幅がこのように拡大していきます。
職人道場の説明会は毎月開催しておりますので、お気軽にお問い合わせください!