職人道場のプラス思考
リタイアが出ないワケ。徹底的な反復練習に、研修生はなぜ耐えれらるのか。
栃木県那須塩原市で建設会社様向けに、即戦力となる職人を育成する場を提供している職人道場です。
未経験の方や多能工を目指す方に、幅広い業種の人材育成に特化した研修場を提供しています!
職人道場は自社の新人教育制度として求人や会社のホームページなどにも掲載することができます。
職人道場の研修をご利用いただくにあたって、企業様には担当者の方を付けていただくようにお願いをしています。研修生本人との経過報告のやり取りも、ご対応をお願いしています。
研修を受け、卒業後会社に戻った本人を前に、担当の方が口を揃えて言うのが「本人の顔つきが変わった」という言葉。
職人道場という場所では、技術を指導しているだけではありません。
「技術向上」と同じレベルで大切にしているのは、「人間としての成長」です。
なぜここに来る研修生は、1ヶ月という長い研修に耐えられるのか。ここに秘密が隠されています。弊社取締役の田中にその理由を聞きました。
■大切なのは「プラス思考」
インタビュアー(以下、イ):これまで研修生に何人もインタビューをしてきましたが、一つ疑問に思っていることがあります。毎回質問するのですが、なぜ研修生は1ヶ月間の、しかも決して楽ではない研修生活を耐えられるのでしょうか。
田中:実は、ご利用いただいた企業の社長さんからいつも言われることでもあるのですが、技術が上がった!とかよりも、人間性の成長について喜んでもらうことのほうが多いんです。
イ:もともとは技術を身に付けて欲しいからと送り出しているのに、そこじゃないんですね!
田中:そうなんです。これにはちゃんとした理由があって、職人道場では絶対に最後、本人のボルテージを最高の状態に持っていくことを重要視しています。一番いい状態。
イ:そうなんです。毎回研修生に会って思うのが、皆ものすごくハツラツとしてるんですよね。
田中:その最大の鍵が、職人道場が積み重ねてきた「プラス思考の作り方」にあります。
■脳ミソは騙せる!思考回路をつくるのは自分だ!
イ:プラス思考って、そう簡単になれるものじゃないと思います。
特に一回やる気を失うとなかなか戻ってこれないし。
田中:それがねー、できるんですよ。そのために道場で日頃どんな取り組みをしてるか、一部紹介します。
【其の一:毎日の朝礼】
まず毎朝の朝礼。
朝礼で主にやっているのは「声出し」です。これがめちゃくちゃ大事です。
プラス思考をつくり出すために、「ハイ!」の訓練と挨拶訓練があります。これらの訓練の意味は、脳ミソってよくできていてすごい能力があるが故にすぐ「否定的」もしくは「肯定的」に判断します。でも実はこの思考回路というのは、やり方次第で大きく変えることが出来るんです。
職人道場にくる職人さんたちというのは、ほとんどのケースで先輩の下で働いています。
そうすると上司から自分のキャパ以上のことを日々言われるわけです。いっぱいいっぱいのところに、更に上乗せして課題が飛んでくる。でも、その瞬間自分がどう捉えるかによって人生ってものすごく変る。
脳は、一回「できる!」っていう思考に入ったら「どうすればできるか」を考えます。反対に「できない」と思ったら超高速で「できない理由」を探し始めるんです。
でも一方で脳を騙すこともできる。何か言われた瞬間できない理由を考え始める前に、とにかく即答で「はい!」と返事をすることで、「自分はできる!」って考えられる。自分をコントロールできる人間に育てていくんです。どれだけ人生が豊かになるか、想像付きますか?
【其の弐:アウトプット】
次に、これも朝礼の中でやっている、自分の思いを伝えるアウトプットの習慣です。
毎日仕事のあり方について学べる本を皆で輪唱しています。そのトピックを読んだ自分の思いを発表するんです。
全員が手を上げて指名された人がしゃべるのですが、ここでは「喋れるかどうか」はあまり重要ではなくて、「手を挙げる」ということが最も大事なことです。
何も言えなくたっていいんです。どうせ指名されるなら、とにかく手を挙げていたほうが良い。
そういう理解を深めていくことによって、一人一人が元気になっていくんです。
■「また道場に行きたい!」と言われるのは、自分に自信が持てるから
イ:素晴らしい取り組みです。社会に出て忙しく過ごしていると、そういう意識をどこか忘れてしまいます。
田中:それを、職人道場の講師がメンターにもなってサポートしていくんです。講師が技術を教えるだけではダメだということに、私たち職人道場をやりながら気が付きました。これがこの研修において非常に大きなポイントです。
カリキュラムを一つずつクリアしていくことで実感する「成功体験」。
先を越されたり追い抜いたり切磋琢磨できる「仲間」。
そして、辛い時も楽しいときも、一緒に分かち合って関わり続けてくれる「講師」。
ここに、職人道場で自発的で、プラス思考の人材が育つ理由が詰まっています。
イ:技術指導以外にものすごく色んな要素が含まれているのですね!
それは研修生が最後まで楽しく過ごせているわけですね。ありがとうございました!
職人道場では考え抜かれたカリキュラムによって、新人の職人も段違いのスピードで成長していきます。また、先輩と新人の人間関係がスムーズになることでやる気ややりがいに直結し、新人の定着率も向上します。
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