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「大切なのは想いを持って向き合うこと」八木塗装株式会社・八木社長(後編)

栃木県那須塩原市で建設業の即戦力職人を育成している職人道場です。
幅広い業種にて研修を提供し、それぞれ考え抜かれたカリキュラムで未経験の方、多能工を目指す方、日本に来たばかりの外国人社員さんなど、徹底指導しています!
 
今回は職人道場へ社員を送り出してくださった八木塗装株式会社の八木社長にインタビューを行いました。
 
八木塗装株式会社は東京都板橋区に拠点を置き、塗装工事、下地補修工事、リフォーム工事などを手がけている会社です。個人事業から2018年3月に法人化した八木塗装では、職人道場を利用したことで奇跡的な変化があったといいます。

前回のインタビュー前編では、職人道場を利用したことで社員数が2倍になった奇跡について語っていただきました。
 

【導入企業 社長インタビュー】「研修システムあり」で社員数が2倍に!「もう本当に奇跡ですよ」八木塗装株式会社 八木社長(前編)

 
後編となる今回は、職人道場を利用する前に起こっていた問題や、社員数を2倍にした求人の秘訣、八木社長の想いに迫ります。
 

一時は社員数が半分に…。逆境こそチャンス!

イ:職人道場を利用して社員数が2倍になった八木塗装さんですが、元々はどのような状況だったのですか?

八木さん:以前は、まず新しい人が入ってくるのは望めない状況でした。だから「日本人にこだわってもしょうがないよね」と外国人社員さんを呼ぼうと、現地へ行って長い時間をかけて面接をして、その中から2人決めました。
 
実は昔、個人事業主としてやっていた時に外国人社員さんを1人雇おうとしたことがあったんです。全部お金も払って後は日本へ来るだけだったのですが、私の方でトラブルがあって。これから存続できるかどうかわからない状態で会社へ来てもらうのも悪いなと、断ってしまったんです。
 
悪いことしてしまったなあと思っています。結局その時は想いがなかったんですよ。
 
「現地へ行くお金がもったいないじゃん」と会いにもいかないで、「別に誰でもいいですよ」と動画を見て、「じゃあこの人」と決めて。結局、想いがないからそうなってしまったんだろうなと思います。話もしていないですしね。

イ:うまくいかなかったのは想いがなかったからだと。

八木さん:だから今回は現地へ行って、すごく長い時間をかけて面談したんです。もうすごいんですよ、力が。「俺を連れて行け!」というのが。
 
そういうのをやっぱり見ていると、絶対こっちに呼んで育てたいと思うし、心が動きますよね。そういうパワーって私が感じたものだから、絶対他の人も感じるはずだから、絶対彼らがうちに来たら良くなるなと思ったんです。
 

 
イ:その前は八木さんの他に職人さんは何名いたのですか?

八木さん:去年の3月に法人化する前は、もともと個人事業で20年近くやっていたんですね。ここ15、6年くらいは大規模修繕のような現場を多くやっているので、10人前後の職人がいつもいました。
 
ただもう本当に入れ替わりが激しくて。決まった職人は3、4人ぐらいで、あとは長くても1年ほどで入れ替わっていました。職人なので正社員ではなく、みんな形としては一人親方みたいな感じでした。
 
ただ他所の仕事をやるわけではなくて、うちの仕事をしていました。だから気持ちだけでつながっているような状態でしたね。長く続く方は0から入ってきてうちで育った方ばかりだったので、「やっぱりそれがいいよね」と、現在も未経験の方を積極的に採用しています。

イ:職人道場を利用することで、未経験者の採用しやすさは変わりましたか?

八木さん:職人道場に行って帰ってくると、普通の現場で教える半年分くらいの仕事を覚えて帰ってくるんです。これはすごく安心ですよね。職人道場で新人が育つのはもちろんなのですが、現場で教えるとなると新人に1人付かないといけないじゃないですか。
 
一緒に1人、現場へ来ないといけないんですよね。すると3倍予算がかかるわけです。実質2倍だけど、人は3倍要るわけで。職人道場を知って、こんな良いシステムはないよねとすぐに思いました。
 
なおかつ外国人社員さんだと一番の問題は言葉ですよね。職人道場で1ヶ月、仕事の言葉を話せるというのはやっぱり大きいですよ。
 

 
イ:法人化したことで変化はありましたか?

八木さん:法人化して、人が辞めて行ったんですね。10人いたのが半分いなくなって、5人になってしまって。それで「まずいぞ」と思ったのですが、「これはチャンスだな」と。
 
今までやっていた仕事で、やっても儲からない仕事は「その路線はもうやめようよ」と断るようにして、「しっかり適正価格で仕事をやらせてくれるところから受注しようね」と、そこから始めました。
 

劇的な出会いが生んだ、「想い」を載せた求人。

イ:その状況から現在はバンバン応募が来るようになったそうですが、どんな求人を作ったのですか?

八木さん:この状況は全く予想していませんでした。自分1人ではできなかったのが、人材コンサルタントの方に入っていただいたんです。「今の人たちはそれでは入ってきませんよ」とか「年間100日休みを与えないと入ってきませんよ」とか、そういう情報をその方に教えてもらったんです。
 
そもそもまともな人に入って欲しいと思っているのに「社会保険を払いませんよ」というのは間違いですよね。そういうのは大前提です。今の世代の人たちの働き方に合わせて打ち出し方を変えることで、やる気のある人が入ってきて、仕事の好きな人が増えるだろうなと思っています。

イ:その人材コンサルタントの方とはどのように出会ったのですか?

八木さん:それも本当に劇的な出会いで。交流会へたまたま行って、たまたま座ったのがその方の隣だったんです。「どうですか人材の方は?」と聞かれて「今それすっごい悩んでて」と、その時はまだ誰だか知らないけれど素直に言ったんですよ。(笑)
 
想いはあってもやり方がわからなかったんです。「自力では無理なのでどこかに頼もうかと思っているんです」と言ったら、「まさしく私はそういう仕事をしているんです」と。訪問してくれて、長い時間インタビューを受けました。
 
独立したところから今までの想いを全部話しました。自分の想いが全部書かれた完璧な内容の文面をメールでもらった時、ちょっと泣いちゃうくらいでしたね。「これもうバッチリだ」と思って。そしたらインディードに載せてすぐ1人応募が来ました。

イ:求人というと「またどうせお金をかけてもダメなんじゃないか」という先入観があったりして、費用がもったいないなと思う方も多いですよね。

八木さん:はい。でもそれを考えたら先に進めないし、何か行動しないと絶対何も生まれませんよね。私の場合は、もう選択肢がなかったっていう。いつも私はそうなんですよ。多分他に選択肢はあるんだけれど、もうこの辺しか見ないで生きているんで。すると、それしかないわけです。

イ:でもそこで、すごくいい出会いがあったわけですね。

八木さん:もう本当に、ずっと人に助けてもらっています(笑)。インディードに求人を載せることも、知人に聞きに行ったら時間をかけて惜しげもなく全部教えてくれたんです。「そうか」とやる気になったのですが、結局3ヶ月たって何もできていなくて。「もうこれは自力では無理だ」と。
 
最初は「そこまでお金をかけるのはちょっと」と思ったけれど、選択肢がなかったんです。
一月15万円の予算を使って求人してみたのですが、その時は見ている人はいるけれど応募がないという状態でした。
 
1人だけ面接して採用しましたが、続きませんでした。
結局は私自身に想いがなかったからです。自分の想いがあっても伝えることができなかった、伝えられていなかったんです。
 
そんな時に出会った人材コンサルタントの方が私の想いを文章にしてくれて、求人に職人道場のことも載せました。そうしたら、想いのある方からバンバン応募が来るようになったんです。

 

大切なのは、想いを持って向き合うこと。

イ:志のある若い社員さんが入社するそうですね。

八木さん:新しく入社する社員の1人に「職人や物作りをやりたい」と大学生がいます。親御さんが公務員で、都内の実家を出て一人暮らしをするということで、「これはご挨拶に行こう」と決めました。
 
ご実家を訪問したらすごくあったかい家庭で、「ああ、だからこういう子が育つんだな」と。
私は息子が職人になることを親御さんはよく許してくれたなと思ったんです。もしかしたら職人にそんなにいい印象を持っていないかもしれないと思ったんですね。なので「職人甲子園などの活動をしているんです」「こういう想いで建設業をうちから変えるつもりなんです」と話しました。
 
「社会保険も入れない会社も多いけれど、うちはしっかりやります」と。そうしたらお父さんも途中からすごい笑顔になってくださったんです。引越しを手伝ってくださったり、1回こちらに来た時にご挨拶もしました。

イ:八木社長自ら、自分の想いを親御さんにまで伝えに行ったというのは…もう今心が突き動かされる気持ちです。

八木さん:これは絶対に必要だと思っています。だってやっぱり心配じゃないですか。例えば何かの事件で「どこどこの塗装屋が」とか、あるじゃないですか。そういうのを見たら「うちの子は大丈夫かな」と思いますよね。
 
でも直接会いに行って、「私はこういう人です」と経営者の想いを伝えれば、きっとわかってくれるだろうと思ったんです。

イ:採用は人に任せきりではなく、自分が想いを持って向き合うことが大切なのですね!

 

職人道場を利用し、人との出会いに助けられ、社員数を2倍にまで増やした八木塗装。その根底にあったのは、八木社長のまっすぐな想いでした。

 

 

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